専門業者に依頼するメリット・デメリット

画像

メリット1:遠方かつ時間がなくても対応可能

「遺品整理を業者に御願いするなんてお金がもったいない」なんて思っていませんか? 自分の持ち物を整理するのとは違い、自分以外の人間の持ち物がどこにどれだけあるかを把握するのは一苦労です。また故人の思い出に浸ってしまい、なかなか整理が進まない、ということもあります。ましてや遠方に住んでいるなら移動するだけでも時間がかかりますし、泊まり込みで作業しなければならないケースもあるのです。

しかし仮に業者に依頼すれば、最短1日で終わらせることが可能です。万が一故人の住居へ足を運べなくても、業者が代理ですべて片付けてくれるため、依頼者側も負担を大きく減らすことができます。

メリット2:清掃や原状回復も可能

故人が一人で暮らしていた場合は、身の回りの品だけではなく大型の家電や家財道具の処分も必要です。これらを血縁者だけで整理するのは体力的にも精神的にも大変負担がかかります。そんな時も業者にお任せしましょう。

業者なら大型の道具も処分してくれるうえ、遺品を供養するオプションサービスも用意している場合があります。そのほか、長年の生活で汚れたり傷んだ部屋を現状回復してくれるサービスも実施するなど、個人で整理するよりも便利なうえ、負担も軽減され大変助かります。このようなありがたいサービスもあるので、見当してみてはいかがでしょうか。

デメリット:費用の発生やトラブルについて

業者に遺品整理を依頼すればスムーズに終えることができ、依頼主の負担は大幅に軽減されます。現地へ行くことができない場合も、整理から退去まで全て業者が代行してくれると大変助かります。しかしその分費用がかかるのも事実です。個人で整理すれば粗大ごみの処分代程度ですが、業者は数十万円単位を請求してくる可能性があります。確かに業者に依頼すれば人件費はかかります。結局は相続人がコストを抑えたいのか、負担軽減を目的にしたいかで、業者に依頼する・しないを決めることが大切です。

またあまり知られていない業界だからこそ、中には悪徳業者が存在していることも事実です。見積もりでは問題なかったのに、支払時に一般的な相場より倍以上の金額を請求されたり、大切な遺品を破損されるといったトラブルが報告されているため、依頼者は注意が必要です。特にホームページが存在しなかったり、プロフィールや実績がわかりにくい業者は要注意です。業者にとってインターネットでのPRは企業の顔でもありますから、ホームページや口コミで情報収集でき、評判の悪くない業者を選ぶことがトラブルを避ける方法と言えるでしょう。